大胆と繊細 --MICROU 2018年屏風展--
終わってしまった展覧会ですが。
MICROU さん
DESIGN FESTA GALLERY | デザインフェスタギャラリー | SCHEDULE
パッと見た感じでは、勢い良く元気な線で構成されているように見えますが、
部分をクローズアップすると、とても丁寧な陰影が付いていて、細かな仕上げを行われていることが分かります
こちら、「blossom」。不安定な女性の気持ち、一瞬の徒花を描いています。
咲き誇る線の上にある、実際の花びらとはまた違う痛々しい「結晶」のような花弁が、輝きつつも儚い女性の気持ち、夢を表しているかな、と思いました。
こちらは「sky」。中学生の未来と自由の刑、のような、できるけど迷うというイメージを表現されている、とのこと。自分は、操縦に失敗した曲芸飛行の飛行機をイメージしました。
デザインフェスタギャラリーの紹介文では、「音楽を聴いて感じた衝撃、お酒を飲んでいる時のような興奮」を表現とありましたが、ご本人はさらには「ヤクをキメているかようなサイケな感じ」を目指している、とのこと。 自分としては、そちらの興奮を、動いている表現、音楽と合わせてみてみたいな、と感じました。
ご覧になられた方は、MICROU さんのどこに着目されるのでしょうか。