街中ポートレイト -- 2018.05.26 日比谷、有楽町、銀座 -- モデル:アリネコさん
自分が好きでよく読む「ラブホの上野さん」が書いてあるコラムに、こういうのがあった。
年収1,000万円超の40代男性が、20台の女性を婚活で希望しているのは地雷かどうか、という内容だけど、自分が特にひっかかったのがこのフレーズ。
「テニスを除けばほとんどの趣味が「1人」でするものなのです。それが問題というわけでは御座いませんが、彼は休日のほとんどの時間を1人で過ごしているのではないかと推測されます。」
わりと自分としても「あ痛たた」となるフレーズだった。
自分はずっとピアノをやっていたけど、基本的に1人でするもの。高校のときの部活も柔道という、チームプレーではないもの、社会人になってサックスを始めて、それは1人ではなかなか成立するものではないけど、合わせるのは先生だけ、写真も、ブツ撮りやスナップ、風景だと1人で成立してしまう。
最近なんだけど、自分の中で「コミュニティに所属」することが本当に苦手なのだと再認識することが多く(結婚含めて)、それによって自分の可能性を狭めているのかなぁ、と悩むことも多い。
とはいえ、最近はジャムセッションに行ったりとかしてるんだけどね。
というわけで、5/26 に、屋外ポートレイト撮影に行ってきました。自分一人ではできない趣味、ということで。一人でできない趣味にも、やっと面白さを感じてくる、というか、一人で到達できる世界の限界をかんじたわけ。
今まで撮影会やストアカの講座で何回かポトレ撮ってきましたが、今回はブッキングから、SNS のみで行なった初のポトレになります。
モデルは、アリネコさん。ご自身でも写真を趣味としているナイスなお姉さんです。
自分も、twitter の写真アカをいろいろ拝見していて、高円寺での個展でお会いできる機会があってお会いしたこともあり、最初のポトレは、是非ともこの方、と思っていた次第です。
撮影
日比谷濠にて
最初は緊張しているということもあり、わりと「サマになる」背景を選ばせていただいた。
ここで思ったことは、「アリさんはモデルとしてしっかりとした型のある方だな」と思った次第。これは、音楽でいうとセッションであって、自分の思う楽曲イメージを作ることは、時間的、環境的に難しいな、ということ。街中ポートレイトだし、以前少し話したことがあるとはいえ、あくまで少し。そこまでコンセプトを確認する時間もない。
ということでここで宣言。「今回の撮影会では、今まで他の方が引き出せなかったアリさんを引き出すことは難しいと思います」
逆に言うと、自分は事前にコンセプトやイメージ、ロケハンの情報をお伝えしていて、それをアリさんも読んで準備してきたということ。そこはとても素晴らしい感謝ということで、今回は遠慮なく先輩のリードにある程度身をまかせることにする。
有楽町駅高架下
アリさんもいろんな方と撮影している、とても「らしい」場所。 今回はカメラの設定等でもアドバイスをいただいた & ストロボに手間取ってご迷惑をかけてしまった。
北海道どさんこプラザ有楽町店
ゆるふわな感じも撮れるのだよ、ということで。
銀座の街中
銀座はキラキラしたイメージがあるけど、そのキラキラしたイメージを支えている人々が通るような場所
人が大勢いるところでの孤独感を演出したく
銀座某ビル
ご存知の方は内緒で。
小道具使って
振り返って
ピンの甘いところと、どうしても自分の好みでバストショットが多くなるのは、クセとして修正しないといけないな、と思った次第で。
また、モデルの表現力の高さはありがたい、全てのポーズがベストショットだ、というのはとてもやりやすかったけれども、それに混ぜられる自分の個性というのもの、改めて考えたい、のと、
デトレするなら、荷物を小さくするのも課題だな、と思った次第。
自分の思い通りの写真が撮れたか、と言われると、技術的にも創作的にも否だけど、誰かと一緒にやるということはセッションということで、これから自分の世界を出すためのセッションを出来るかというと、これは経験値を積むしかないわけで、今は一緒に楽しく創作できたので、とても良かったと思う。